うさ記録

エンタメと学びなど

映画『アダマン号に乗って』感想

映画『アダマン号に乗って』をみたので、その感想を書きます。絶賛しかしていません。

 


私のこと

  • 精神疾患を抱えている(7年ぐらい)(私をフォローしているけど知らなかった人へ、別に隠しているつもりじゃなかったけど積極的に言及することでもないしな…と思ってたのでそんなに言ってませんでした、不快になったらメンゴ)
  • 何かと生きづらい
  • 好きな人間の感情は尊重とリスペクト

 

感想

『アダマン号に乗って』は、フランスの精神デイケアが舞台のドキュメンタリー映画です。

ツイッターのTLに流れてくる情報をみてどう考えても私が観た方がいいやつだ!と確信したので観に行きました。

 

結論、メッッッッッッチャよかったです。まず冒頭で『人間爆弾』という楽曲が歌われるのですがその時点で最高の映画であることを確信しました。

 

この作品は作り手が世界の課題感から決して目を背けていないけれど、同時にその世界にあたたかなまなざしを向けているのがはっきりわかって、その感じが私に刺さりまくりました。


また一当事者として「この病気は本来間違っていて、本当はなおさなきゃいけないもの、なおさないと社会に受け入れてもらえないもの」という考え方に頭を支配されていましたが、その考えは改めるべきものなのかもしれないと思うきっかけにもなり、救われました。真の自由とは何か、創造性とは何かを考える上でも大きなヒントになりそうです。

 

創作をかじる人間としては「こういうスタンスで創作ができるようになりたいんだよ~!!!!」とも思いました。これはドキュメンタリー映画だけど、スタンス面での大きなヒントを得たなとも思います。はみ出し者にあたたかな眼差しを向ける創作ができるようになりたいです。マジで。

その点は宮沢賢治の作品にあこがれるのに近い気持ちもあります。

 

みるからに塚口案件(塚口サンサン劇場でやりそうという意味)ですが今この映画が大手シネコンでやっていること自体に意味があるようにも感じます。でも塚口でやるならぜひまた観たいです。

 

素晴らしい映画なのでいろんな人に観てほしいです。